岐阜県輪之内町 〜輪中が息づく平らな町〜

HERITAGE 輪之内文化財

化財紹介

毎年、慰霊祭される薩摩義士「八郎左衛門」

宝暦年間の治水工事に死没した薩摩小山田住八郎左衛門の墓としてすでに昭和17年3月21日県史跡として指定を受けたことがあるが、終戦後改めて申請して昭和34年3月10日県史跡として指定を受けた。姓がなくて、ただ八郎左衛門とあるのはおそらく下人であろう。自刃したのか病死したのか何の言い伝えもないが、おそらく病気で斃れたのであろう。しかし、薩摩藩としては、義士の一人として心厳院に対し見事な香籠を送り、義士の墓として参拝されたこともあるという。よって毎年薩摩義士顕彰会で慰霊祭を執行している。

戒名/氏名/没年月日

■皈真體道禅定門/小山田住八郎左衛門/宝暦4年8月8日

所在地
岐阜県安八郡輪之内町下大榑13024
指定年月日
県指定/史跡 昭和34年3月10日
時代
江戸時代