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水との戦いがわかる!【証言】9.12豪雨災害(安八豪雨)をリリースしました!
輪中。
それは強力な土木工作機械など存在しなかった時代より人が水と戦い続けてきた証。
悲しいことに全国あまたの輪中が「役目を終えた」として撤去されました。
一方で、強力な現代堤が破れて大洪水になった際、保全されていた「輪中提」が下流の町を守った事例もあります。
1976年(昭和51年)に当地周辺で発生した「9.12豪雨災害」。
現存する歴史的な輪中堤が活躍した「現時点で最新の事例」でもあります。
今回、当時水防の指揮を執られた2名より貴重な証言を頂き、輪中文化の根幹を為す「輪中」の運用に迫りました。
平時はなんでもない故郷の風景でありながら、災害時に地域住民を守ってくれる輪中。
当地の他にも、まだ、その姿をとどめている町があります。
先人たちによる郷土ならではの”文化財”が末永く受け継がれ、減災の一翼を担い続けることを願ってやみません。
◆証言者
加藤正昭さん(91歳)
—水害当時 安八郡の消防会長
加納廣光さん(75歳)
—水害当時 輪之内町建設課水道係主事
※年齢はいずれも取材当時