岐阜県輪之内町 〜輪中が息づく平らな町〜

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【報告】輪中わのうち満喫サイクリング 開催しました!

令和5年3月4日(土)、お天気にも恵まれたこの日、輪中に囲まれた町内を電動アシスト付き自転車でグルっとめぐる「輪中わのうち満喫サイクリング」を無事開催しました。

12名の参加者をお迎えして走ったコースをご紹介します。

●走行ルート

ルートはご覧のとおり、商工会を出発して時計まわりに町をめぐる全長30kmの特設コース。

 

●福束輪中提町のシンボルでもある北側の福束輪中提。

 

●輪中提上の報恩碑9.12水害で下流側への洪水進入を食い止めた輪中提に対し、当時の老人クラブの方々桜を一本一本手作業で植樹し、碑を建てた事などを聞くと、当時が偲ばれました。

 

●江翁寺薩摩義士墓宝暦治水で活躍し、命を落とした薩摩藩の方々のお墓に纏わるお話を聞きます。また、芭蕉句碑の解説も受け、風流だった当地の先人たちの暮らしに思いを馳せます。

 

●大藪洗堰・薩摩義士治水神社前ここは薩摩藩の人々や、当時の先人たちが「蛇篭」で洗堰を築いたところ。明治の木曽三川工事でそれらは土中に埋まり、今日、簡単に見ることはかないませんが・・・

 

●蛇篭箸置きここでなんと、商工会が以前作成していた「蛇篭型の箸置き」が参加者にプレゼント。竹製の籠の中に、本当に小石が入っています。こういうノベルティが町内にあったんですね。驚きです。

 

●その後も町内を快走助命壇(神社全体の敷地が高くなっていて、洪水時の避難場所になる)で有名な神明神社では、地元参加者の方から「ぞうすいまつり」の解説が、片野記念館さん(改装中)では現当主の片野さんより治水に関するお話を頂き、知識を増やしながら先に進みます。

 

●四間門樋跡町の南側(下流側)に来ると、全体的に、北側の地域より家々の敷地が高くなっていて、昔は溜水の脅威が高かったことが伺えました。こういったことは、普段車で移動しているとあまり気づきませんです。

 

●禹閘門樋

町内の水が全て集まり、揖斐川に排水される部分の門。揖斐川から水が逆流しない様に一方通行の「フタ」がついているそうです。フタは明治時代からずっと同じ仕様(自然の力での自動開閉式)だったものが、平成の時代になって動力式の自動開閉型になったとの事。

 

●福束排水機場排水機場では役場の職員さんのご案内で、役割や装備について詳しく学ぶことが出来ました。排水機場のプロペラは船舶のスクリューの様な形のものが排水管の中にあるそうで、そこから延びたシャフトが施設内の動力に繋がっているそうです。

 

動力は電気式が2基、ディーゼル式が2基の合計4基。雨が多い夏場は必要台数が常時稼働しており、建物内は轟音に包まれるとのこと。一方、雨の無い冬場は「稼働していない」状態で、輪中内の水はなんと「禹閘門樋」から全て排水されているとのことでした(本日一番の驚き)。
明治時代に造られた禹閘門樋による排水システムは、今日でも町の排水システムの主力だったわけです。

※感想の部分については参加者の皆さんから頂いた「感想」も踏まえて、ご紹介いたしました。

 

●その他、今回のサイクリングの感想
a) 満足のご感想
・スポーツバイクを使ったイベントの実施に期待したい。
・20~30年ほど前に町の子供たちと訪ねたところを再訪できてよかった。
・自分で走ろうと思わない様なところも巡れて楽しかった。
・電動アシストバイクはことのほか楽だった。 など

 

b) 改善案など
・距離が長い。半分、または1/3の距離で分割しての開催がいい。
・少し寒かった。体が冷えた。
・車列が長くなり、後ろ側約半分に案内解説が届かなかったのが残念。

 

●事務局より
今回のコースは、普段自転車に乗りなれていない方には長大とも思われる「30km」という長さでしたが、ご参加された方の多くにご満足頂けました。平坦な地形の中に、土地のエピソードを物語る史跡、建築物、風景が連なる我が町のポテンシャルを発揮できたのではないかと感じております。
多くの皆様にも、今回のコースを参考に、輪之内のサイクリングを楽しんで頂けると幸いです。